芥川賞・直木賞を取るとしたらどうしたらいいのかを5分で説明する

とっかかり文学

作家でご飯が食べたい!

 

芥川賞を取って作家になりたい!

でもどうやったら芥川賞にノミネートされるんだろう?

小説書いてどこに持っていけば良いかわかないな。

 

君、芥川賞を狙っているのかい?

 

あ、先生!

ええ、是非芥川賞を取って作家として生きていきたいと思っております。

 

芥川賞への道は平坦ではなく、デコボコとして大変だよ。

 

百も承知しております! どうか作家への道を伝授していただきたく先生に師事します!

 

よしわかった。それほど言うなら、芥川賞をどうしたら取れるかを教えてあげよう。

小説家になるために

小説家になるには、その実力が認められて出版社や文壇と太いパイプができあがることでプロの小説家になれます。とりあえず出版社がプロだと認めた時点で、文芸雑誌などに自分の小説を載せてもらえます。文芸雑誌に小説が載れば原稿料が発生し、この時点でプロの小説家と言われます。そして、何度か自分の小説が文芸雑誌に載れば、自然に芥川賞や直木十三賞にノミネートされることが多いです。

小説家になる5つの方法
新人賞に応募して最終選考に残るか新人賞を取ること
出版社に原稿を持ち込んで認めてもらう
「小説家になろう」などのネットに小説を投稿して認めてもらう
小説家の弟子になって文壇や出版社に紹介してもらう
自費出版する

この中で、最も小説家としてデビューできる可能性が高いのは新人賞を取ることです。新人賞に応募して賞を受賞するのが正攻法の小説家の道ですし、他の方法に比べて実力も計りやすいことから、今回新人賞についてお話していきます。ちなみに純文学作家とエンターテイメント作家では応募する新人賞も小説の技法も変わってくるのでここのところから説明させていただきます。

純文学とエンターテイメント小説

 
さて、作家志望の方に作家になる道筋をしめしていきます。
まず、作家と言ってもいろいろありまして、例えばミステリー作家、例えば、ホラー作家、例えばハードボイルドなど……
まあ、大きく分けて作家とは純文学作家とエンターテイメント作家に大別されます。
純文学作家……芸術的な小説を執筆し、読者に問題提起をするー作家・村上春樹、三島由紀夫、夏目漱石、森鴎外、芥川龍之介など
エンターテイメント作家……別名、大衆文学作家といい、難しい小説よりも平易な読みやすい小説を書いて、娯楽作品としてエンターテイメント性を追求するー作家・東野圭吾、池井戸潤、森絵都、宮部みゆき、伊坂幸太郎など
 
とまあ、こんな感じです。それぞれ趣が違いますね。エンターテイメント小説は平易な表現が多く、純文学は芸術的・難解な表現が多いです。

芥川賞への道① 純文学の新人賞を取る

純文学作家になるのなら、まず芥川賞を受賞することでしょう。

しかし芥川賞は応募すれば誰でも候補になるわけではありません。新人賞を受賞して、作家の体をなしている中級作家さんが候補に上げられて取れる賞です。というわけで、素人は五大文学新人賞を取って、出版社や文学界に認められて、文芸雑誌にときどき小説が載るくらいでないと芥川賞にはノミネートされません。

5大文学賞+1
・文學界新人賞……文藝春秋が主催する新人賞。原稿用紙70~150枚
・群像新人賞……講談社が主催する新人賞。原稿用紙70~250枚
・新潮社新人賞……新潮社が主催する文学賞。原稿用紙250枚以内
・文藝賞……河出書房新社が主催する文学賞。原稿用紙100~400枚
・すばる文学賞……集英社が主催する文学賞。原稿用紙100~300枚
※「すばる文学賞」は「小説すばる文学賞」とは違います。
・太宰治賞……筑摩書房と三鷹市が協賛している文学賞。原稿用紙50~300枚
※太宰治賞は地方文学賞でもあり、筑摩書房が主催する出版社の文学賞でもある。

芥川賞への道②~大手出版社の文芸雑誌に作品を発表する

そもそも、純文学の分野は、大手出版社主催の文学新人賞から賞をもらい受けるか、最終候補にまで残って出版社に認められなければなりません。そうやって実力を認められて、文芸雑誌に作品をいくつも投稿できて、はじめて芥川賞にノミネートされるのです。ちなみに各文学新人賞の最終候補に選ばれるためには、新人賞を受賞できなくてもそれに近いか準ずる実力がないといけません。
 
芥川賞にノミネートされる作品が寄稿される文芸雑誌
文学界……文藝春秋社の文芸雑誌
群像……講談社の文芸雑誌
新潮……新潮社の文芸雑誌
すばる……集英社の文芸雑誌
文藝……河出書房新社の文芸雑誌
 

芥川賞への道③~新人賞を取らなくとも出版社に、その実力を買われると文芸雑誌に投稿される

オーソドックスな芥川賞への道は、まず6つある純文学の文学賞に応募して新人賞に選ばれ、その後文芸雑誌に小説や随筆が載るようになると芥川賞にノミネートされます。新人賞に応募しなくても出版社にそれ相応の実力を買われると、文芸雑誌に自分の作品を載せてもらえるようになります。

ちなみに文芸雑誌に小説が載るということは、その時点で文壇に認められたということになり、その時点で原稿料が入るので、芥川賞を取らなくともプロやセミプロということになります。

例としては芸人の又吉直樹なんかはその類いです。例として少ないのですが、出版社に直接作品を持っていって実力を認めて貰うのも小説家への道にはなります。ただし、出版社への持ち込みは原則禁止している出版社もあり、実際冷たくあしらわれたり、受け取ってもらっても読まれないなどのことは覚悟してください。

直木賞への道について

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