【平和な世界】マルクスアウレリウスアントニウス主義から見る現代の政治・社会構造

哲学とっかかり

現代日本は自由主義経済なのはわかるかにゃ。誰もが自由に発言できて、好きに経済活動できる世界。こういう社会であることは実は稀であるのだにゃ。

[社説]許されない香港民主化をめぐる言論弾圧(写真=共同)
民主化を求める香港の人々の真摯な思いを踏みにじる動きがとまらない。抗議活動に身を投じた若者らへの弾圧は苛烈さを増す。中国が公約した「高度な自治」「一国二制度」の下、香港が享受してきた言論・集会の自由を一方的に狭める措置は許されない。昨夏の無許可デモを扇動した罪などに問われた民主活動家の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)、周庭...

現在の日本の社会は、自由主義経済の政治形態です。日本国の象徴として天皇がいて政治には関わられずに公務をされています。政治を行うのは政教分離で定められた衆議院と参議院の政治家と公務員に構成された各省庁、各都道府県や市町村の地域で構成された公務員や政治家です。

現在、香港では民主活動をしている学生や民主活動家が中国共産党によって政治弾圧を受けています。中国共産党が政治的に民衆から自由を奪い、大きな国家に逆らってでも民主主義を掲げて闘わなければならないほど切迫した状況に香港はあるのです。日本社会はなんだかんだ言って平和な社会なのです。世界ではまだまだ自由が許されていない、自由に政治を批判できない、自由に経済活動できない、最低限度の生活を保障されていない国はたくさんあるのです。

マルクス主義を知ると人類の歩んできた道がわかる

マルクスは1818年にドイツ・プロイセン王国に生まれましたが、1845年にドイツ国民を離脱して、以後、無国籍だったということです。マルクスは「資本論」を書いた政治活動家であり、「資本主義」を資本家(ブルジョワジー)が労働者(プロレタリア)を搾取する社会形態だとして批判して、労働者の代表者で構成された政府が経済をコントロールして労働者により良い財の分配を行うという思想を元に、その後の世界に大きな影響を与えた哲学者です。

ブルジョワジー……既得権益を持った貴族や資本家などの特権階級
プロレタリア……資本家に搾取されやすい労働者

それで「マルクス主義」から見て人類が何と闘ってきたかというと、それは「経済」と「政治」になります。マルクスの「資本論」はすごく長い著作で、一巻の一番始まりだけ読んでみるとわかるのですが、ほぼ難しい哲学が展開されています。どんな哲学かというと「原理経済としての交換概念」というものです。つまり原理的に経済はどのようにできあがっていったのか、その根本は物々交換になります。原始の社会で人が物々交換をしている内に「使用価値」と「交換価値」が生まれてくるとかいうクソ面倒くさい理論が展開されます。そして経済の中心たる貨幣が自然発生して資本主義経済が生まれたのです。

使用価値……人間の欲望を満たすために使用される物の価値
交換価値……交換比率で表される貨幣価値

結構長々書かれているので、興味のある方は参考文献から探った方がわかりやすいと思います。

参考文献:経済原論 (岩波文庫)宇野弘蔵著

で、もの凄く長く原本が15巻まであるのですが、1巻辺りのボリュームもめちゃくちゃあります。それで要約すると、資本家の搾取から労働者は立ち上がって、労働者中心の政府つくろうという主張なのです。マルクスによると「下部構造(経済)」を「上部構造(政治)」でコントロールしていこうという考えを提唱しています。以下は題名からわかるマルクスの主張です。

「協同的生産手段で労働し自分たちの多くの個人的労働力を自覚的に一つの社会的労働力として支出する自由な人々の連合体」(第1部第1編)「労働者たちが自分自身の計算で労働する社会」(第3部第1編)「社会が意識的かつ計画的な結合体として組織」(第3部第6編)

・社会の上部構造……経済という社会全体の土台・経済システム
・社会の下部構造……下部構造を因果的に決定する「法律・政治・イデオロギー」
イデオロギー……政治思想・社会思想

マルクスは人類の歩みを次のような段階に分類しました。

マルクスの社会発展段階

原始共産主義的
奴隷制的
封建的
資本主義的
共産主義的

人類の歩み・政治

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