第二次産業を知る~業界と業種

現代社会

大きく見方をすれば、あなたはこれから仕事をしていく上で何らかの役割を担うのです。会社や公的機関からみればあなたは一つの役割を担う人材です。そのためにあなたは、まず社会のどんな役割を受けもって公的機関や企業で働くのか。あるいはどんな仕事を任されるか知ることになります。

例えば私が作業する机の上には、今パソコンが一台あり、メモ用紙と筆記用具が横に置いてあり、またコーヒーが湯気を上げて左に置いてあります。パッと見ただけでパソコンとメモ用紙と筆記用具とコーヒーが机にあります。

この全ての商品がどこかで造られていて、その商品は小売りに運送されて納入され、店頭に置かれて僕がそれを買うわけです。物だけではありません。パソコンの中身だって誰かがサービスを提供している訳です。そしてあなたが今からこの私の手元にあるものを製造したり、提供したり、運んだり、売ったりするわけです。あなたはどこかの企業に属して何らかの役割を引き受けて、社会の一員となって僕の快適な生活のお手伝いをしてくれるわけです。あなた方が社会のどこに所属しているか? これについて説明していきます。

産業構造における業種・業界

「業界」はあなたが属している企業で有り、または企業ではなくとも市役所とか病院とか公共機関である場合もあります。例えばこのメモ用紙、これはどこかの日用品メーカーが製造をしていて、かかえている在庫が倉庫に保管されています。倉庫を持っているのは総合物流企業であったり、商社であったり、問屋であったりします。これら商品を運ぶ人たちがいます。トラックを使ったり、赤帽を使ったり、さまざまな人がさまざまな方法で物を運搬しています。そういったことを経て、小売りに製品が運ばれます。「小売り」とは、例えば「ドンキホーテ」とか「スーパー」とか「文房具屋」とか「百円均一」とか、我々消費者が実際にものを買う場所です。

小売り店ではレジを打ったり、在庫を並べたり、商品を説明したりするサービスを提供してくれる人たちがいます。どこかにあなたは配属されて働くことになります。あなたが働いている場所とあなたにお給料を払っている企業がどんな社会的役割があるか。それが「業界」です。企業の社会的に担っている役割を「業種」といいます。

「業界」のなかの一つの企業にあなたが属して、そのなかで役割を任されるわけです。あなたが請け負っている役割を「職種」といいます。このメモ用紙が私の手に届くまでに、あなたはどこかの事務所で在庫管理をしているかもしれません。

物ができる製造工程で働いている人があなたなのかもしれません。商品の品質を改良していく部門にいて仕事する役割かもしれません。またはトラックに乗ってメモ用紙を運んでいる人かもしれない。どこかの小売りで物を売っている人かもしれません。

このようにイメージしてみてください。働くのが少しだけ楽しみになってきませんか? それでは大まかに第二次産業を中心に日本の社会構造を解説していきます。

働く上で知っておくことの第一番目として、大まかに社会には公的機関と民間企業があります。そして、われわれが仕事をするにおいて、公的機関で働くのか、民間企業で働くのかで大きく業態が違ってきます。公的機関は基本的には公務員です。市役所であったり県立病院であったり、公立高校や公立大学の職員になります。このような場所で働く場合、公務員試験を受けて、各機関に配属されて働きます。これについての説明は今回省きます。基本的にはマイナビやリクナビを登録して就活する人は公務員ではなく民間企業で働くからです。

公的機関で働く(公務員)
民間企業で働く(会社員)

工業・建築産業・情報通信産業・サービス産業=金融産業・マスコミ産業・医療産業

ここれはもの作りの工業を中心とした産業を解説していきます。

民間企業の社会的役割の基本~工業・建築産業構造(第二次産業)を知る。

社会はある段階を踏んで発展していきました。社会的な役割は分業化が進み、枝分かれしていったのです。段階として、始めに第一産業があり、そこから第二産業が起こり、第三産業ができた感じです。

第一次産業
農業・林業・水産業・漁業・畜産業などを指し、原始時代からある自然から直接資源を採集する産業です。
第二次産業
製造業・建設業・鉱工業・電気ガスなどがこれに該当します。ですから物づくりの現場、自社工場を持つメーカー企業や建物の工事に従事する建設業やインフラなど、自然から採取し加工することで製品を提供するような産業であり、先ほどの机のある物、パソコン・メモ用紙・筆記用具・コーヒーのコップやコーヒー自体もこの第二次産業によって造られた財になります。
第三次産業
一次産業と二次産業とは違って、目に見えないサービスや情報を提供するのがこの部類です。金融・保険・小売り・サービス業・外食産業・情報通信業などがこれに該当します。

第一次産業で天然資源や食材を採集して、第二次産業で加工し・生産して、第三次産業の分野で我々消費者に商品やサービスを提供してくれるのです。そして、この先インターネットなど発達した科学技術であるハイテクノロジー(ハイテク)を駆使した人工知能(AI)・ロボット工学・ブロックチェーン・量子コンピュータ・生物工学などのデジタル産業を第四次産業に分類されます。

これが経済学の基礎の基礎です。大まかにでも覚えておいてください。

産業社会構造・産業の流れ

ほとんどの人が第二次産業に関わることになるので、第二次産業を中心にして社会の仕組みを図解で示していきます。

第一次産業によって獲得したものを「資源」といいます。

第一次産業によって獲得される資源

天然ガス・石油・石炭・金属資源・ゴム樹脂・食材(魚や動物の肉、野菜、キノコ類)

第二次産業群が資源や食材を仕入れて使う

第一産業で獲得した資源を元にメーカーが製品を加工・生産し、商品に仕上げていくのです。製造の大元はメーカーになります。この製造を行う大手メーカーを中心にして経済が回っていきます。

メーカーは工場を持っていることが多いです。

製品の製造を外部委託(OEM)しているような企業も存在します。このように自社で生産せずに外部委託して製品を出荷するような経営をしている企業もあります。

工場に紐付けされる企業・業界
製造ラインを持つ
工場を建築したり耐震を見ていく建設業者
製造ラインの工程を請け負う企業・機械産業
製造ラインに付随する部品メーカー
製造ラインをシステム化して管理するSE企業
ロボット工学や人工知能(第四次産業)を提供する企業
工場内で物を運ぶリフトマン(派遣)

労働力として雇われる外部企業(派遣)

製造された物を在庫として倉庫にストックしておく
物流の最適化を行い、コストを削減する総合物流企業
倉庫へ運ぶトラックをもつ運送企業
製品を運ぶリフトマン(派遣)
製品を管理するために必要なAS(システム)構築する企業
この時点で製品を大規模に買い取る商社
大量生産された製品を置いておく土地と倉庫(倉庫をもつ企業)
製品を出荷する
出荷を請け負う総合物流企業
トラックを手配する運送業
製品をトラックに積み込むリフトマン(派遣)

まあ他にもいろいろな企業が関わっていて、思いつくところざっとこれだけの企業が紐付けされています。こうして製品は実際に市場に運ばれていくわけです。製品を行っているメーカーの内部を見ていきます。

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